－北九州文庫－
このページは私個人が所有している諸書籍を紹介していく、というコーナーです。
解説が載っていない本に関しては、「こういった本もあるんだ」ということを楽しんでください（礼）。
なお、所有する研究紀要に関するコメントは大変専門的な知識を要するため、しばらくの猶予をいただきたく思います。

雑誌類（定期購読しているもの）
書名 発行社 所有号数
財界九州 財界九州社 2000/6月号、2001/1月号～
きたきゅうしゅう街物語
（旧名ダンデライオン・休刊）		 おーぱす 1999/春、2000/春～2003/春
福岡2001（リニューアル準備中） プ口ジェクト福岡 1999/10月号、2000/6月号～2003
フォーラム福岡 2004/10月号～
ひろば北九州 北九州都市協会 2000/8月号、2001/1月号～2003/8月号
時々買う雑誌
東経ビジネス、FUKUOKA STYLE、嘉麻の里、ＣｉｔｙＧｕｉｄｅ熊本、ふくおか経済、Ｉ・Ｂ特別号


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書籍

書名 発行年月
編著者
出版社
コメント

上記の形式で表示しています。　お薦め書籍ベスト５はこちら。

作品は五十音順。

（ア）
１２冊		 （カ）
９冊		 （キタ）
１８冊		 （キユ）
１５冊		 （ケ）
１０冊		 （サ）
７冊		 （タ）
１３冊		 （ナ）
３冊		 （ハ）
１８冊		 （マ）
２冊		 （ヤ）
３冊		 （ラ）
１冊


（ア）

鮎川義介伝 S49･1･1
小沢親光
山口新聞社
親戚である著者が綴る鮎川義介の生涯。
エピソード毎に短くまとめているので、少しずつ読む事に適しています。

焦らず休まず　谷伍平聞書 H13･2･21
生野秀樹
西日本新聞社
北九州市元市長・谷伍平氏の回想録です。
市長就任期間の諸々の出来事の内情が載っています。

ありがとう動物たち～いとうづゆうえん日記 H12･4･1
西日本リビング新聞社
西日本リビング新聞社
平成１１年に閉園した到津遊園の出来事や当紙読者の思い出をつづった本です。
到津遊園に行ったことがある方は懐かしい思い出がよみがえる一冊だと思います。

飯塚市近代遺跡（建造物等）調査報告書 H13･9
有明工業高等専門学校・編
飯塚市教育委員会
市内全域の近代建築物をほぼ網羅した報告書です。
重要な建築物に関しては詳細な調査が行われており、
専門書としても、建築物紹介本としても素晴らしいものとなっています。
、、、、できるなら、カラーであればもっと良かったのですが。

異郷の炭鉱　三井山野鉱強制労働の記録 H12･1･15
武富登已男・林えいだい・編
海鳥社

伊能大図による「筑前の長崎街道」の追跡 H9･11･25
松尾昌英
みき書房
筆者のこれまでの実地調査と「伊能大図」から長崎街道のルートを追ったもの。
国土地理院地図にルートを添付した図が付録されており、
ウォーキングと歴史散策両方に適しているかもしれません。

いま福岡の教育を問う H9･11･25
「原口訴訟勝利判決」１０周年記念出版編集委員会
新潮印刷

うたがき炭鉱記 H9･2･10
伊藤時雨
葦書房
著者が筑豊を中心として綴った詩と筑豊に伝わる歌などを紹介した本です。
歌とともに筑豊の歴史なども語られており、違った視点で筑豊炭鉱史を見ることが出来ます。

美味本北九州 H12･9･22
(シティ情報ふくおか臨時増刊)
プランニング秀巧社
地域に親しまれた地域食べ物紹介本「美味本福岡」の北九州版（旧版）です。
地域特集なども載ってあるので、
都市の楽しさも伝わってくる良本の一つです。

おもしろ地名北九州事典 H9･7･30
瀬川負太郎
文理閣
北九州市各地区の地名（大字・小字のレベル）の由来を紹介している本です。
どの地域についても詳しく述べていると思うのですが、私個人の感想から言うと、
西部洞海湾地区の地名由来紹介が多少手薄のように感じます。

遠賀川流域史探訪 H1･12･15
林正登
葦書房

遠賀川　流域の文化誌 H2･2･15
香月靖晴
海鳥社


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（カ）

海峡の街・門司港レトロ物語 H8･3･25
（財）北九州都市協会
（財）北九州都市協会
現在好評売り出し中の観光地、門司港レトロ地区が出来るまでの経緯を記した書籍。
多少のハコモノ臭さはあるものの、行政主導によるまちづくりのひとつとして、
この本を捉え、考えていけば、なかなかの名著であるように感じます。
この本が発行された当初、レトロ事業がここまでの成功を見るとは、
恐らく考えてはいなかったのではないでしょうか。
最近増刷されたようで、市内では比較的よく見かけます。

刀と聖書 S53･6･30
玉井政雄
歴史図書社
副題が〈筑豊の風雪二代記〉となっています。若松の大親分と称された吉田磯吉、
その息子で若松市長となった吉田敬太郎二代の生涯が描かれています。
作者は同じく若松出身玉井金五郎の息子で火野葦平の弟。エピソード抽出形式ですが、
そのおもしろさは文句の言えないものとなっています。

嘉飯山郷土研究会会誌十五号 H13･11･18
嘉飯山郷土研究会
嘉飯山郷土研究会

紙芝居「ヨーコーロ」八幡百年の発展史 H11･11･1
太田和則
(個人出版)
元々は紙芝居として八幡の百年史を表現したもので、これは書籍版です。
なかなか分かり易く歴史を読みとれ、
また昔の八幡地区の人々の鉄に対する観点がよく分かります。

環黄海経済圏交流への視座 H9･5･10
西村明
九州大学出版会

監督一代 H7･11･15
喰田孝一
海烏社
東筑高校野球部前監督・喰田孝二氏の自伝です。
北九州のことと言うよりは北九州に住む人の物語と考えるべきでしょう。

関門海峡 －歴史を運ぶ運河 H5･12･10
古川薫
新日本教育図書
関門海峡の歴史を下関側からみた書籍です。
北九州側関連の書籍では多く取り上げられる近代には余り触れず、
古代・中世に重点が置かれているところが特徴。

関門海峡雑記帳 H14･1･31（増補版）
安富静夫
(個人出版)
関門海峡で起こった出来事や関連する人物などをざっくばらんに紹介する本です。
エピソード毎に読むのも良し、全部通しで見るのも良し。
意外な事実が分かることもあるでしょう。

関門都市研究 vol10 H13･3･31
関門地域共同研究会
関門地域共同研究会


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（キタ）

北九州エコタクンを見に行く。 H11･11･11
高杉晋吾
ダイヤモンド社
これからの北九州市の目玉産業・リサイクル産業のメッカである、
北九州エコタウンの訪問記です。
それ以外の北九州の歴史概略なども載っていて、
環境産業が北九州市で栄えようとしている訳が分かります。

北九州市域の歴史 H7･5･1
田郷利雄
あらき書店

北九州市活性化地図 H14・3
北九州市企画・学術振興局企画政策室
北九州市企画・学術振興局企画政策室
北九州市においてかつて行われた再開発事業、
そしてこれから行われる予定の開発事業一覧表です。
一目で分かる簡易さが良い、といえなくはないですが、
深く掘り下げていないため、このレベルの情報は調べようと思えば、
実は市のホームページを見れば分かってしまうことが多いです。

北九州市産業史 H10･3
北九州市産業史・公害対策史・土木史編集委員会産業史部会
北九州市
近代以降の北九州地域の歴史を産業という視点から無理なく調べている名著です。
ただし、分かりやすいものではありません。
図や資料は多いですが、あくまで専門書です。

北九州市土木史 H10･3
北九州市産業史・公害対策史・土木史編集委員会土木史部会
北九州市
上に挙げた本の土木史バージョンです。
専門書を読むのだという心構えさえ有れば、その情報量の多さに感動するはずです。

北九州市における環境産業の動向 H13･5･31
北九州市立大学北九州産業社会研究所

北九州市の建築　明治－大正－昭和初期 H8･4（第三版）
片野博
北九州市企画局企画課
北九州都市協会
北九州市に残る近代建築を紹介する良本です。
建築に関する基礎知識も載っており、近代建築に対する見方が変わります。
古い建物が載っている写真集と考えることも出来ます。
現存しない建物の写真があり資料的価値もあります。
北九州市の土木とは姉妹本の関係にあります。

北九州市の人ロ H12･11
北九州市総務局総務部総務課・編
北九州市総務局総務部総務課
北九州市の人口に関する統計です。
、、、、それだけです。

北九州市の土木 H8･3
山本宏・監修
北九州市企画局企画調整部企画課
北九州都市協会
北九州市に存在する大型土木事業・現代的建築物について技術面から紹介する本です。
興味さえ有れば専門家でなくても読みやすいようにできていると思います。
ただ、土木事業に興味がある方を探す方が大変なように思いますが。

北九州市発21世紀の地域づくり　参加型福祉社会の創造 H13･2･20
岡本栄一・山崎克明
中央法規出版

北九州市ルネッサンス構想評価研究報告書 H15･3
北九州市企画政策室企画政策課
北九州市企画政策室企画政策課

北九州の史跡探訪 H2･9･1
北九州史跡同好会
福岡自費出版センター
郷土史の方々による地域紹介。
北九州市でも各地に郷土史会は存在し、各自に活動を行っていますが、
彼らの情報をたとえ一部のものだとはいえ、書籍の中で一覧できるというたいへんお得な一冊です。
残念ながら自費出版によるもので、現在は古書で探すほかありません。が、探すに値する冊子といえます。

北九州の100年 H13･8･3
出ロ隆・監修
郷土出版社
明治から現在に至る北九州地域の写真集です。
情報量は豊富なのですが、値段（１１５００円）がネックです。

北九州の100万年 H4･11･5
米津三郎・監修
葦書房
北九州地域の歴史をもし調べたいとき、この書はまさに入門書です。
数百万年にわたる北九州の地域史がこれで分かります。お薦めです。
詳しくはこちら

おいらの街臨時増刊　きたきゅうしゅう街物語 H13･9･25
おーぱす別冊編集部
おーぱす
同名の雑誌を出版する前の準備号と考えた方がよいような構成でまとめられた地域紹介本。
初めて読む方々には、自分の地域を紹介する際とても役に立つ冊子となっていますが、
概説的な部分から抜け出ない印象があります。

北九州物語 H14･12･1
登本壽典
海鳥社
北九州に住む人々の生き様を紹介した良著です。
人を通じて街を知ることが出来る、街の履歴書のような書籍と言えるでしょう。
詳しくはこちら

北九州ルネッサンス構想第三次実施計画 H12･2
北九州市企画局企画政策室
北九州市
北九州市が行っている「北九州ルネッサンス構想」の計画について書かれた冊子です。
道路整備や宅地建築、箱もののビッグプロジェクトまで幅広く市の方針を載せています。

北九州を歩く H11･7･30
柏木實・時田房恵他
海鳥社
北九州の名所・旧跡を歩き巡る、というコンセプトで書かれた良著です。
ルート選択もさることながら、そこに載せられている逸話の豊富さは、
郷土史の書物といって差し支えないほどです。
詳しくはこちら


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（キユ）

九州遺産（シティ情報福岡臨時増刊） H13･3･9
FMQリーグ
プランニング秀巧社

九州・沖縄を歩こう！ H14･6･10
宮本和義＋建築知識編集部
エクスナレッジ
九州・沖縄一帯の主要建築を網羅した一冊。
旅行の際に建築巡りをするには適しているのかもしれません。
しかし、、写真が間違っていたり、入るべき写真がなかったり、、と少々作りに雑さが見られます。
次版の際に修正を願う次第です。

九州がアジアの大国になる日 H8･12･11
西村晃
中経出版

九州経済と国際化・情報化 H1･9･7
日本科学者会議・編
大月書店

九州　地図で読む百年 H9･3･1
平岡昭利･編
古今書院
九州・沖縄各地区の百年前の写真と現在の写真とを見比べ、その変化を見てみようと言う趣旨の本です。
地図好きには変化を見て取ることができて、地域愛好家にも都市拡大の様子を感じることができる、
非常に面白い書籍のひとつだといえます。

九州地方開発促進計画(第五次) H11･5･10
国土庁地方振興局・編
大蔵省印刷局
中央政府が九州地方をどういう風に位置づけ、
どういった発展を行おうとしているのかがよく分かります。
あくまで方針レベルですので、細かな具体案や数値設定といったものはほとんどありません。

九州データ・ブック2000 H11･12･20
西日本新聞社広告局
西日本新聞社
福岡をはじめとする九州地方の動向をデータ化し、図や表を交えながら解説しているものです。
３０００円と少々高めですが、九州の経済を考え、将来を知る上では必携の書といえます。

九州データ・ブック2002 H13
西日本新聞社広告局
西日本新聞社
上記データ・ブックの２００２年版です。

九州の社長 H1･12･8
日本経済新聞社・編
日本経済新聞社
現在この本を読み直すと、作られた時の意図とは違った意味で、
興味深い本であることが分かります。
岩田屋や福岡地所、寿屋、山城屋社長の当時のコメントが載っている事は、
現在の、そして将来の社長像を占う意味で非常に重要であるのかもしれません。

九州の社長［Ⅲ］ H4･1･17
日本経済新聞社・編
日本経済新聞社
上記本の続々編です。
日本食品やスーパー大栄、三和酒類社長などのコメントが載っています。

九州の実力 H6･10･17
日本経済新聞社・編
日本経済新聞社
平成５・６年現在の九州の経済状況を、分かり易く記述しています。
地域経済を考える上では入門書にして良いものですが、
最新版があればそちらをお薦めします。ここ数年の九州経済はめまぐるしく変わりました。

九州の流通業界再編地図 H14･11･18
西川立一
ぱる出版
百貨店からコンビニまで、九州に勢力を持つ企業のこれまでとこれからを紹介する本。
ここ５年の業界動向総集編、といったところでしょうか。
財界九州やふくおか経済などでつねに動向を把握している方々にとっては、
物足りない記述となっていますが、九州に赴任する業界の方は必見の本と言えるでしょう。
、、、もっとも、赴任する前にこのくらいは分かっているかもしれませんが。

九州漫画家図鑑 H12･1･24
西日本新聞社都市圏情報部・編
西日本新聞社
九州出身の、または九州にゆかりを持つ漫画家に取材し、紹介する本です。
ただ、まだまだ取材不足の感が否めません。ジャンルの偏りも見られます。

旧三井田川鉱業所百円坂倶楽部調査報告書 H12･3
川上秀人・編
田川市教育委員会

郷土藤ノ木 S39･4･4
森川政美・編
北九州市若松区第二十二区自治会
若松区藤木地区の自治会が発行した郷土誌です。
地域に根ざした詳細な記述と郷土愛がページの端々から感じられます。
、、、が、非売品で、なおかつ発行部数がきわめて少ないものだと思われます。


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（ケ）

桂川町炭鉱資料集（採炭編） H9･10･28
笹尾了祐
王塚装飾古墳館
桂川町にかつて存在した炭鉱の完全資料集、というべきでしょうか。
書かれていることは細かく、専門的で、私は正直よく分からない部分が多いです。
しかしこの本の記録自体は非常によいものであると言えます。

激動二十年 S40･8･15(H6･12･8復刻版)
柳本見一(毎日新聞西部本社)
葦書房
毎日新聞が編集した終戦直前から戦後二十年までの生活史、その証言をまとめた本です。
今では得られることのできない貴重な証言があり、その当時の雰囲気といったものが掴める一冊です。

煙を星に変えた街・北九州市の挑戦 H3･9･15
四方洋
講談社
何故北九州の空気はきれいになったのか、
この本はそれに至る過程をドキュメンタリー的にまとめたものです。
私がプロジェクトＸで取り上げたい話題ナンバーワンです。
この本を読んだら、『北九州市は駄目な都市だ』といえなくなること、請け合いです。
詳しくはこちら

元気出せ！九州 H9･3･10
日本経済新聞社・編
日本経済新聞社

建築MAP北九州 H10･2･20
ギャラリー・間・編
TOTO出版
北九州・関門市域で明治時代から現在までの間に建築された建物を紹介する本です。
建築物愛好家のみならず、むしろ郷土をより深く知りたい人にお勧めです。
解説は細かいですが、素人にも分かりやすいものとなっています。
詳しくはこちら

広域福岡圏都市詳細地図 H13･1
昭文社
地図です。ポイントは福岡都市圏と北九州都市圏両方に重点が置かれていること。

光芒！ フクニチ新聞 H8・10・30
フクニチＯＢ会・編
葦書房
福岡県の代表的な県紙、フクニチ新聞の創刊から休刊に至るまでのエピソードを添えた本です。
フクニチ新聞の会社史でもありますし、福岡県のもう一つの郷土史とも言えます。

小倉藩の終焉と近代化 H14･7･15
玉江彦太郎
西日本新聞社

小倉六十三年小史 S38･2･9
小倉市総務部企画課・編
小倉市役所
小倉市解散に合わせ発行された小冊子です。
市の概史をはじめとした様々な記事が載っているなかなか面白い冊子です。
中でも岩下俊作氏の書き下ろし短編小説５編は見物だと思います。
ただ、、、これも非売品であったようです。

五市対等合併の歴史的評価 H12･11･1
北九州都市協会・編
北九州市企画・学術振興局企画政策室
五市対等合併が北九州市域にどのように影響を及ぼしたのか、
という問題を主にデータを用い解析し、歴史的な考察を加えたものです。
合併のメリットは分かり易く記述し、デメリットはぼやけている点が、
市の付属機関であるところを顕著に表しているようです。


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