（サ）

ＪＲ・私鉄全線各駅停車１０　九州８３０駅 H5･3･20
宮脇俊三・原田勝正・編
小学館

実践都市経営 H12･10･4
末吉興一
PHP研究所
北九州市長が著したルネッサンス計画の成果を内容の中心に据えた本です。
市の方針といったものがこの本から読み取ることができます。
興味のない方には、ただのビジネス書となるでしょう。

下関駅百年　戦前の関門・山口の交通 H13･9･15
斉藤哲雄
新人物往来社
関門地域の中でも下関と山口の歴史の一コマを描いた良著です。
各エピソードは文章的な堅さがあるものの、当時の雰囲気を感じさせます。

石炭史話 S45･1･8
朝日新聞西部本社
謙光社
当時すでに斜陽化を迎えつつあった石炭産業を題材に、
様々なエピソードを取り上げた石炭に携わる人々の物語です。
ひとつひとつの物語に当時の人々の情熱と執念が感じられる、良著です。

戦争と筑豊の炭坑　私の歩んだ道 H11･6・29
「戦争と筑豊の炭坑」編集委員会・編
海鳥社
筑豊炭田と戦争に関して広く一般から投稿文を集め、出版された本です。
当時のことを知る上でも重要な本ですし、筑豊の現在を確認する本にもなり得るでしょう。

増補水巻町誌 H13･6
水巻町誌編纂委員会
水巻町
水巻町が発行した町誌です。
なぜにこの本を持っているのかと言いますと、日本炭礦に関する記事が豊富だからです。
この本を読めば日炭高松に関するだいたいのことが分かります。

総覧日本の建築　第９巻／九州・沖縄 S63･2･5
日本建築学会・編
新建築社


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（タ）

ダイエーの福岡制覇が進む H2･11･25
平野久止
葦書房
架空本のひとつと考えても良いのかもしれません。
もしバブル経済が１０年長く続いたら、、、
この表題に書かれていることは現実の脅威となった可能性があります。
続編がありますが、現在のダイエーを見ると買う気がしません。

大都市比較統計年表　平成１１年 H13･3･31
大都市統計協議会
大都市統計協議会
政令指定市の統計です。
ネット上では横浜市のホームページに同様のものが掲載されています。

第四次福岡都市圏広域行政計画 H13･10
福岡都市圏広域行政推進協議会
福岡都市圏広域行政推進協議会
福岡市を中心とする周辺地域が広域的にどのような協力体制で臨むか、
結果都市圏の発展性を方針づける重要な指標となるべき書籍です。
ただ、実際は各自治体に委ねられている部分が大きくなっているため、
具体的記述が詳細なのは、生活インフラ部分のみです。

炭坑節物語 H9･11･10
深町純亮
海鳥社
筑豊の炭鉱史の概史から始まり、炭鉱節の解説まであります。
筑豊炭鉱史の入門書のひとつと言えましょう。

筑豊近代化大年表(明治編) H11･7･1
近畿大学九州工学部図書館地域資料室・編纂
近畿大学九州工学部図書館
筑豊三郡とその周辺域の近代史を年表形式で述べているものです。
石炭産業について調べようとするならば、必ず読んでみたい本のひとつですし、
地域史のひとつとしても読み応えがあるものだと思います。

筑豊近代化大年表(大正編) H12･9･1
近畿大学九州工学部図書館地域資料室・編纂
近畿大学九州工学部図書館
上記の本の大正時代編です。
ここでは特集として「筑豊炭鉱用語集」が載っています。

筑豊近代化大年表(昭和戦前編) H13・11･1
近畿大学九州工学部図書館地域資料室・編纂
近畿大学九州工学部図書館
上記の本の昭和戦前期編です。
特集のなかに「筑豊地方炭田所在地図」があります。

筑豊近代化大年表(昭和戦後編) H14・9･30
近畿大学九州工学部図書館地域資料室・編纂
近畿大学九州工学部図書館
上記の本の昭和戦後期編です。全４部で完結だそうです。
特集のなかに「筑豊地方炭田図並びに鉄道・送炭軌道図」があります。
、、、一部文面に「平成編」刊行予定との記述がありますが、、気のせいですね。

筑豊原色図鑑 H9･11･30
松本廣・編
筑豊千人会
筑豊三郡のいろいろな文化について写真で見せる本です。
これ一冊を持って筑豊をドライブすることを強くお薦めします。
ガイドブックとしても普通の地域紹介本としても非常によいものと言えます。

筑豊炭坑絵物語 H10･7･20
山本作兵衛
葦書房
故・山本作兵衛氏が生前に残した炭鉱絵、その絵に添えられた記述を活字に直したものです。
専門家の研究のためにも役立ちますし、炭鉱隆盛期の筑豊の風俗が見て楽しめる良本です。

筑豊を歩く H8･5･1
香月靖晴他
海鳥社
筑豊地方の名所・旧跡を歩き巡り、そのルート別に歴史や見所を紹介していく良著です。
『北九州を歩く』の姉妹版で、前述した通り郷土史の書物でありますし、
地域の今を伝える都市紹介本とも言えます。

鉄輪の轟き H1･10･14
川崎孝夫・編
九州旅客鉄道株式会社
九州鉄道開通１００周年に発行された冊子で、情報量の豊富さもさることながら、
正確さ、わかりやすさなど他の関連冊子を圧倒する凄みを持った一冊です。
今後鉄道史を研究する人々にとって避けて通ることの出来ない大きな壁となる、
素晴らしいクオリティを持った作品です。鉄道ファンならずとも是非読むことをお薦めします。

東筑百年史 H10･6･10
東筑百年史編集委員会
福岡県立東筑高等学校
いつの間にか積立金の中から買わされた本です（笑）。
東筑高校１００年間の歴史を概説しています。
情報量では８０年史の重厚さに及びませんが、文化祭に紙面を割いていることは評価します。


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（ナ）

七十年史若松築港株式会社 S35･5･23
若松築港株式会社七十年史編集委員会
若松築港株式会社
同社の歴史を通じた若松の地域史というとらえ方が出来ます。
ただし、現在となっては入手しづらくなっており、中古での出物を待つほかありません。
これ以降の社史にはない地域密着型の社史となっており、愛着を覚えます。

２１世紀型都市における産業と社会　北九州市のポスト・モダンに向けて H15･3･29
北九州市立大学北九州産業社会研究所
海鳥社

日経都市シリーズ・福岡 H8･2･21
日本経済新聞社・編
日本経済新聞社
主に福岡市の現状と将来像について語るビジネスマンのための入門書です。
しかし、五年以上が経つと地域の事情も大きく変貌します。再版を強く願う書籍のひとつです。


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（ハ）

博多学 H14･2･25
岩中祥史
新潮社
名古屋の方が書いた「福岡・博多」の今、というべきでしょうか。
一部の博多人の本音的部分（と思われるもの）が独自の切り口を生み出しています。
しかし、、、これはビジネス本に分類してはいけませんね。
福岡都市圏以外の九州在住の方は第五章を読まない事をお薦め致します。毒が強すぎます。

博多チンチン電車物語 H11･7･30
平山公男
葦書房
西鉄電車の運転士であった著者の体験を元にして西鉄路面電車の歴史を振り返る本です。
福岡市の路面電車の歴史を知りたい方には、よい入門書となることでしょう。

福岡駅風土記 S49･8・20
夕刊フクニチ新聞社
葦書房
山陽新幹線博多開業以前に記された書物で、
福岡県国鉄各駅のその当時の事情が記されています。
取材チームの一人に『福岡鉄道風土記』の著者、弓削信夫氏がいます。
すでにこの本も歴史書と言うべき位置を占めており、
なくなった香月線や佐賀線の事情などは読んでいて興味深いものがあります。

福岡・北九州市内電車が走った街今昔 H14･4・1
奈良崎博保
ＪＴＢ

福岡・北九州大都市圏 H14･12・12
加来秀治
日本地域社会研究所
福岡と北九州両地域の現状と将来像を考えた本です。
比較的両都市を冷静・客観的に見比べ、忌憚無くその問題点を述べていると思います。
現状分析がこの本の売りで、将来像はおまけと考えるべきでしょう。

福岡県市町村遊覧 H14･3
財団法人福岡県市町村研究所
財団法人福岡県市町村研究所

福岡県市町村要覧2001 H13･10
福岡県総務部地方課
財団法人福岡県市町村研究所
財団法人福岡県市町村研究所
福岡県にある各市町村のデータ集と考えるべきでしょう。
CD-ROMが付属しており、研究にもリサーチにも役立つ一冊です。
名前は似ているものの、上書との関連性はあまりありません。

福岡県地名考 H12･11･10
梅林孝雄
海鳥社
福岡県、特に各自治体ごとの歴史と地名由来を紹介している本。
深く掘り下げると言うよりも、概説書と考えた方がよいかもしれません。

福岡県の近代化遺産 H5･6･15
福岡県教育委員会
西日本文化協会
最初の頃はその情報量と丁寧な記述に感動したものですが、
後に各県が近代化遺産総合調査報告書を出し始めると、
第一次調査票の載っていないこの冊子にいらだちを覚えるようになりました。
とはいえ、初期の近代化遺産報告書発行には相当の苦労もあったことでしょう。
その業績の成果です。是非読んで頂きたく思います。

福岡県の歴史 S56･10･30
福岡県総務部総務渉外課・編
福岡県
福岡県が発行した「一般向」歴史書と言えます。
記事は簡略ながらポイントをうまく捉えており、近代以降の歴史に重点が置かれています。
入門書としては十分すぎるほどの魅力ある一冊と言えるでしょう。

福岡県文化百選・建物編 H3･4･10
福岡県
西日本新聞社
福岡県が誇る文化財産を紹介するシリーズで、これは建物編です。
少々偏りがあるように感じますし、建物を取り上げる基準が今ひとつはっきりしません。
しかし福岡の建物を考える際には重要な書籍と言えましょう。

福岡市市制１００周年記念写真集　ふるさと１００年 H1･6･1
西日本新聞社出版部・制作
福岡市
福岡市街の古い写真が目白押し、の本です。
福岡の昔を懐かしむ人、または古い街並に興味のある方など、
この本に食指が動く方はかなり多いのではないでしょうか。
福岡市の歴史に興味がある方は必携の一冊です。

福岡鉄道風土記 H11･1･16
弓削信夫
葦書房
「風土記」の名のごとく、福岡県にあるＪＲ・第三セクター運営の駅とその成立過程を調べた本です。
地域史を探る上でも役立ちますし、鉄道の歴史のひとつとしても興味深く読むことができます。

福岡はなぜ元気か　聞き書き桑原敬一前市長の街づくり H12･9･10
毎日新聞福岡総局・編
葦書房
どちらかというと、『桑原敬一半生記』といった方がいいのではないでしょうか。
福岡市の街作りがどのように計画されていったのかを行政的立場から記述した本です。

福祉で町がよみがえる　介護保険と自治体戦略 H10･3･5
岡本祐三・鈴木祐司・NHK取材班
日本評論社
第３部に北九州市の特集が載っています。
全体の流れとして、介護保険の問題をうまく取り入れ再生を図ろうとしている自治体を取り上げた本です。
北九州市の介護モデル、その成立過程と成果が分かりやすくまとめています。

ふるさとの歴史と文化財 H13･3･10
北九州市の文化財を守る会
北九州市の文化財を守る会
「北九州市の文化財を守る会」がいままでに発表してきた地域研究に関する文章をひとつにまとめたものです。
時代・方向性もかなりバラバラで読みにくいと言うのが本音ですが、
郷土史研究の一助になる本のひとつではないかと思います。

方城町と炭鉱 H6･6
植田辰生
方城町教育委員会
方城町文化財専門委員会

穂波町ものがたり《炭鉱編》 H10･11･6
深町純亮・監修
穂波町教育委員会


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（マ）

明治大正昭和の郷土史・福岡県 S56
新藤東洋男
昌平社

ものがたり福岡県議会百年 S54・3･25
近藤三郎
西日本新聞社
読み物として福岡県議会の百年を述べた本です。
それぞれの時代で山場があり、人間ドラマのおもしろさを再認識できる本だと思います。


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（ヤ）

八幡製鉄所の百年　世紀をこえて H13･11･18
八幡製鉄所百年史編纂事務局
新日本製鐵株式会社八幡製鐵所
一般への販売をかなり意識した、遊び心溢れる社史。
一番の見所はやはり付属のＣＤ－ＲＯＭでしょう。２枚組というボリュームに一瞬かなり驚きましたが、
蓋を開けてみれば合計しても５０ＭＢ以下の内容で、なぜに２枚組にしたのかという謎が残ります。
しかし北九州という町の歴史を語る上では是非とも見ておきたい一冊＋αです。
ＣＤ－ＲＯＭ「歴史編」の妙に格好いいオープニングムービーは必見（笑）。

山口県の近代化遺産 H10･3
山口県教育庁文化財保護課
山口県文化財愛護協会

ユニードは何故ダイエーに敗れたか H1･6･15
平野久止
葦書房
一独立企業の終焉を記した書籍と考えても良い本ですし、
１９８０年代の福岡を考える上でもなかなか読ませます。
現在の地場大手流通業の惨状を見ると、
その問題点が一部ここに暗示されているような気がします。


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（ラ）

リバーウォーク北九州　室町一丁目地区第一種市街地再開発事業 H15･6･1
室町一丁目地区第一種市街地再開発組合
　
「この建物はひと味違います！」と主張する本です。
設計段階で如何に景観との調和を考えたか、
または周囲の景観をいかに利用したかと言うことが分かります。
事業を語ることよりも建物を見せることに重心が置かれた記事内容です。


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