－北九州文庫－お薦めの五冊紹介

北九州文庫百冊突破記念・２００００＋２０００アクセス（笑）突破記念企画
－とりあえずこれはおすすめ！　北九州を深く知る五冊－

ここでは夏台文博管理人・庵田董が特におすすめの北九州関連書籍を紹介します。
いつの間にか百冊、、、そりゃあ、金もないわけだ（笑）。
ここに紹介するランキングはとりあえずの暫定版です。時期や管理人の気分によって（苦笑）多少の変動があるかと思います。

書名	発行年月
編著者
出版社
章構成（大項目のみ掲載）
コメント

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【第五位】

建築MAP北九州	H10･2･20
ギャラリー・間・編
TOTO出版
周辺アクセスＭＡＰＭＡＰＩＮＤＥＸバスルートＭＡＰ本書の使い方・小倉北・小倉南・戸畑・若松・八幡東・八幡西・門司・下関ＤＡＴＡＩＮＤＥＸ（全１９８頁／本体１８１０円＋税）
建物を見ることは、普段その土地をよく知っている人たちに違った視点を見せてくれます。都市が今生きている証拠、そしてかつてどのような歩みを辿ったか。土木と建築は都市を映し出す鏡と言えます。　そんな建物群をいっぺんに紹介してくれるありがたい一冊がこれです。各区別に近代から現代までの様々な建物を、ひとつひとつの建物に関するコメント付きで紹介。またコラムも興味深いものを採りあげています。多少建築好きの方であれば、この本を片手に北九州をぶらぶら巡る事をお薦め致します。

【第四位】

北九州の100万年	H4･11･5
米津三郎・監修
葦書房
はじめに・原始・古代の北九州・中世の北九州・近世の北九州・近・現代の北九州（全２６８頁／本体１４５６円＋税）
自分が住む街の歴史というものは、知っているようで意外と知らないものかと思います。ましてや政令指定都市のような大規模な街、しかも五市合併まではそれぞれが別々の都市として独自の歴史を歩んでいた北九州では、その歴史を知ることは少々骨が折れます。　この本は北九州市の歴史を分かりやすく一冊にまとめたものです。この手の本によく見られる地域別の偏りもなく、時代別の記述も実にバランスのとれたものだと思います。とりあえずこの一冊を読んでおけば、「あなたのふるさとってどんなところ？」などと聞かれた時に、一通りの事を答える事が出来るでしょう。

【第三位】

北九州物語	H14･12･1
登本壽典
海鳥社
まえがき・ゆったりとあせらずに・愛され続ける店舗・もの作りにこだわって・わくわく気分でこだわって・わたしたちの文化をあとがき（全２６２頁／本体１５００円＋税）
人が街の主役であることは言うまでもありません。街を演出し、時には街をはみ出して、伝説や偉人伝として大衆に知られることとなります。　この本では有名無名に拘らず、街に生きる人々の歴史をひもとき、余すことなく紹介しています。街のカラーを知る事が出来ますし、ウィークポイントやこれからの方向性を占う事も出来ます。人とは、街を構成する一部分であり、またそれ自体が街の縮約図であると言えるような、そんな魅力溢れる一冊です。

【第二位】

北九州を歩く	H11･7･30
柏木實・時田房恵他
海鳥社
“道”と出会うために・街を歩く・近郊散策・自然を求めて・日帰りの山（全２１７頁／本体１５００円＋税）
歩くという行為は、健康に良いだけでなく、気分転換や多くの知識を得るために重要な行為です。この本は読むことで歩くことを薦める、健康のためになる本と言えるでしょう。　歩くことで都市の、あるいは山の自然を知ることが出来ます。そこに残る歴史を学ぶことも出来ます。例えば、黒崎の工場構内にあるミニ火山。めかり公園に残る関門の歴史。ただ歩くだけではなかなか知ることの出来ないものばかりです。　この本は知りたがりな散歩好きの為にあるようなものです。散歩に出る際には、是非片手にこの本を持って行って下さい。

【第一位】

煙を星に変えた街・北九州市の挑戦	H3･9･15
四方洋
講談社
・よみがえった洞海湾・環境技術への挑戦・公害行政の激動期・大気汚染との闘い・城山小の二十年・運動を支えた女たち・ルネッサンス構想・門司にレトロの鐘がなる・国際研修都市へ・星空の街（全２３８頁／本体１２６２円＋税）
良い都市には必ず物語があります。それは時に過剰なくらいの虚飾を施され、または時代の要求にかなうことなく黙殺される運命を背負う事もあります。今、時代はそれまでの大量生産・大量消費の風潮からリサイクルへ、自然の摂理にかなったライフサイクルへと劇的な変貌を遂げつつあります。　この本が描く時代はまたに大量生産が崇拝されていた高度成長期。北九州市の工業も生産性を至上命題に掲げ、地域の環境を顧みる事はありませんでした。　この風潮に立ち向かう人々がいました。人々の声に押されながら、行政や経済界が少しずつ変わっていきました。環境への関心は少しずつ強まっていき、それは全国的な動きへと広まっていきます。　北九州市は環境問題への取り組みが評価され、国連表彰を受けるまでに至りました。この本はここに至るまでの、この土地に住む人々の地道な取り組みを紹介した名著です。

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