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平成14年6月16日に行われた、東筑高校文化祭の講評コーナーです。今回は軽めに押さえたいと思いますが、相変わらず説教くさくなったらごめんなさい。どうぞご覧下さい。
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写真の中には極端に人気のないものが数点ありますが、それは一般入場の時間前に撮った写真が多いことに起因します。決して文化祭に人が来なかったことが原因ではありませんのでご了承下さい。
2.平成14年度文化祭講評
総評・まず今年の文化祭に言えることは、昨年より3週間も準備期間が早まっているにもかかわらず、例年に比べても全く遜色ない文化祭が行われたことである。これは今年の文化委員長をはじめとする運営陣の手腕が際だったことに他ならない。これには全くもって拍手を送りたい。
装飾企画も屋内のそれに関しては例年を上回るものが出来たと思う。特にステンドグラス【写真右下】は例年の企画の積みかさねによるひとつの集大成であるものと思う。今後はこの質を守っていって欲しい。
ただ、これ以上の文化祭の企画力アップを図っていくためには、生徒や先生方の意識向上が必要であると思う。ここ数年の文化祭はよい意味でもそうでない意味でも安定している。企画段階からこれ以上変わりようがない状態となっているのだ。ここあたりで「文化祭改革」を標榜するやる気に溢れた文化委員長が出てきて貰いたいところであるが、近年の公立高校の受験予備校化が進んでいる現状(今回三週間文化祭の日付が早まった原因も「期末考査の準備に差し障りが出てくるから」なんて話もあるくらいだ)を見ると、これ以上の進展は余り期待できないのかもしれない。
左・階段の企画宣伝 右・ステンドグラスの装飾企画
クラス企画・ロボットコンテストと一年生の演劇の企画力の良さが際だった。裏を返せばそれ以外の企画には、観客に見せようというプレゼンテーションの秀逸さが見られなかったとも言える。毎日新聞の方で東筑高校2年1組の「車椅子バスケットボール」ワールドカップに関する企画を紹介する記事があり、実際の企画を見てみたが、ビデオ紹介と幟旗などのグッズ展示、そして車椅子体験コーナーの設置にとどまっていた。それらの準備にそれ相応の時間と手間が必要であったことはすぐに考えれば分かったが、しかし展示方法をもう少し考えないと、看板倒れのようにも見えてしまう。他の2年クラスのクイズ企画や腕相撲などの余り準備を要さない企画とさして変わりないように見えてしまうのだ。
2年生の来客参加型企画という企画設定は、手抜き企画の乱発を招く危険性が非常に強いことが今回の文化祭で判明した。企画を誘導する際の方法にも注意が必要ではないだろうか。
↑3年理系クラス・ロボコン企画にはデザインコンテストという部門もありました。私も投票しました。
←立体迷路。昔の文化祭パンフには良くあった企画かと思います。
三国志紹介。字ばっかりの企画です。→
部活動・その他・生物部と新聞部の活動が復活したことに喝采を挙げたい。生物部では生物準備室を使いいくつかの展示物と生物実験の紹介を行っていた。新聞部では世界各国の新聞を大使館などを通じて入手し、紹介をするという企画であった。どちらも文化部らしい、地味なものではあるが非常に手間のかかる企画と言えよう。ここでもプレゼンテーションのまずさが伺える。手間に見合った表現能力を身につける必要があるのではないだろうか。これは受験などでも面接などに生かされるはずである。先生方は文化祭のもう一つの効用-自己表現能力の向上-と言う面を考え、準備期間を今より多く与えるなどの対策(朝課外を3日間文化祭準備に与えるだけでは少なすぎると思う)を考えて欲しいと願ってやまない。
生物部は生物実験が行われていました。→
←新聞部・世界の新聞紹介企画です。
図書館ではハリーポッターに関する企画がありました。→