平成16年度東筑高校文化祭紹介



平成16年度東筑高校文化祭は6月19日に行われました。
土曜日の開催ということで、当サイト管理人は、、無駄足であった公務員試験にも関係なく会場に足を運ぶことが出来ました。
今回はちゃんと文化祭当日の様子を写真に収めました。陰ながら協力してくださった(というより写真を撮る時よけてくださった)方々に心より感謝申しあげます。
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 今回の文化祭のテーマは見ての通り、「響 夢色の大空へ」でした。
 昨年と比べると取り立てて掲示する必要性はあまり感じされない、ひねりのないデザインですが、ないよりはよっぽどよいといったところです。
 東筑の校外装飾はただでさえ素っ気のないものですので、これでも精一杯の背伸びと考えてよいと思います。少し残念ではあることですが。
 今回一番の衝撃、それは将棋部の存在でした。
 この高校、文化系で今まで同好会といった形では新規創立があるものの、部活として新規成立したのは、、おそらく数十年ぶりの快挙です。そもそも最後に新規部活動が出来たのは、平成3年の漕艇同好会(現ボート部)が最後というのも、少し悲しい話ではあります。
 ちなみに、将棋部部室はかつてラジオ部が使っていた部室です。ということは、ラジオ部消滅ですか?
 文化祭当日の廊下の風景。一時期に比べればずいぶん校内装飾は派手になったものの、、、左側の散乱したバッグや参考書・辞書には目を覆いたくなります。いっそのこと、ここを全部布で覆った方が良くありませんか?、、予算がないか(笑)。
 
 敢闘賞と言える企画が、この3年文系企画によるクラス対抗ドミノです。無理矢理っぽく今年の文化祭テーマにあわせているのは少し微妙だとは思いますが、なかなか好感を持てました。3年の文系企画も対抗企画にした方がいいのかもしれません。
 しかしこのドミノが終わった後の教室の寂寥感といったら、、空間利用が非常に難しい企画ですね。きっとドミノ倒しをやっている時は相当盛り上がったであろうに、、
壁掛け企画一。地元にある商店の紹介記事です。これも文化祭にとどまらず冊子として発行すると喜ばれる企画でしょうね、、、高校の文化祭はやりっ放し企画が多いので、そこがもったいないといつも思います。誰か、この企画にアドバイスしてやってください。もう遅いか(困)。
 管理人庵田採点による一番の企画は2−5クラス企画の「巨大オルゴール」でした。まずこんなことを考えついた人、それから各代替部材を用意した人。更に造り上げた人全てに拍手したいと思います。廻せばちゃんと音がする、当たり前の理屈ですが、実際に廻してみると何とも言えない感慨があります。何事も造ってみないとその良さが分からない。文化祭の時に忘れてはならないチャレンジ精神をこの作品に見ました。まさに最優秀賞です。
 
 美術部の教室は、何とも殺風景な空間のように感じました。そう、たとえて言えば「廃校を利用したアートギャラリー」のようです。
 いくら文化祭とはいえ、ここは現役の施設。ここまで枯れなくても良いのでは、、と思います。余計なことでしょうか。
 壁掛け企画二。新聞部の作品ですが、、、少しマンネリの感があります。
 毎年新聞に引っかけた企画を持ち出さなくても良いのではないでしょうか? あと、デザインに気を遣わないと、企画に要した努力ほどには(下調べに相当苦労していることは、よく読むと分かります)、見栄えを感じることが出来ません。
 今までの成果を冊子にしておくと、今後の糧になると思います(気付いていないかもしれませんが、ここ十年同じような企画がローテーションのように回り続けています)。壁掛け掲示企画のマンネリストップが合い言葉です(笑)。
 何気なく良いと思った作品がこのゴミ箱。著作権の問題は端の方に置いておくとして(笑)、文化祭時に大量発生するゴミの解決策を、ゴミ箱をそのまま奥だけではなくデザインにまで気を遣ったことに拍手を送ります。
 
 ここで性懲りも無く校門を撮影(笑)。看板の色を変える・看板のデザインを少し変える、校門に掲示する。その繰り返しです。
 やっている人はこれをおもしろいとは思わないでしょう。校外装飾は計画性とデザインセンスをフル稼働して、ここに取り組んでみてはいかがでしょうか。それだけでも見栄えが違います。
 唯一の校外クラス企画・ストラックアウト。みんなこういう企画、好きですねー。数えれば平成9年度からほぼ毎年、どこかのクラスがやっていることになります(だいたい2年男クラ)。
 久々に見てみると、商品がついていました。あれ、確か文化祭に商品企画はやっちゃいけないはず(平成8〜9年度時点)だったのでは? うーむ、時代は変わったものです。出来ればもう一声、屋台企画を(以下略)。
 ロボカップ第一部。障害物競走です。運に任されている部分があるようにも感じましたが、これは見ていて相当盛り上がります。文化系企画のなかでも、一番競争意識を喚起するものなので、参加者の気概も相当なものです。
 ロボカップ第二部。今度はミニサッカーです。点数が入ると歓声と雄叫びが聞こえます。もうそのすごさといったら、日本代表試合クラスです。ロボットの作り方は企画当初から変わっていません。あえてだめ出しするならば、その点が問題と言えば問題でしょう。私がそろそろ博物館企画に巻き込もうと画策しているので(謎)。
 優勝チームは北九州高専と試合する気、ありませんか?

講評に代えて:はっきり言ってしまうと、インパクトのある企画とそうでない企画との差が広がっているように感じます。ちゃんと造り上げようとする気概がある企画が多かっただけに、このことは少しばかり懸念事項として感じました。(ちなみに、ずいぶんだめ出ししてしまいましたが、今回紹介したクラス・部活動企画は優秀と思われたものを紹介いたしました。)あと、やはり装飾企画は致命的な問題点があります。予算とやる気が他の企画と比べると見劣りしているように感じます。
 内部企画として安定性が増していることははっきりつかみ取れました。あと対外的にこれ以上の好評を得ようとするならば、もう少し派手な企画(外来者が喜びそうなもの、、出店とか、ロボカップ以上に手間がかかりそうなからくり作成など)を用意するほかない様にも感じます。ただ、それには企画者の努力及び先生方の多大なる理解を待たなければならず、ひとかたならない大きな壁が立ちはだかっていることでしょう。次の文化委員長さん、頑張ってください。


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