平成15年度東筑高校文化祭紹介


平成15年度東筑高校文化祭は6月22日に行われ、盛況の内に終わりました。
当ページ管理人は、、、すみません。実は文化祭の一般見学時間にのっぴきならない事情(と書いて公務員試験と読む)により、文化祭そのものを見ることは出来ませんでした。試験当日に文化祭ががちあえば、もうどうすることも出来ません(泣)。
よって今回の文化祭に関する講評は差し控えさせて下さい。企画そのものを見ない限り、私は正当な評価を下すことが出来ませんので。

今回は文化祭前日の様子を写真に収めてあります。今ひとつ臨場感に欠けますが、どうぞご覧下さい。
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毎度おなじみ、東筑高校正門です。 毎回思うのですが、、、文化祭時の校門装飾はどうしても見栄えがしない印象があります。
明治造りの立派な門柱に問題があるのでしょうか。それともここの装飾に対する思い入れが足りないのでしょうか。
文化祭を見学に来て頂く方々はこれを見てどう感じるのか、すこぶる不安です。

 今年の文化祭は、「旅〜今まで来た過去、これから行く未知」というテーマで、この様に、、なんといいますか、上2枚の写真のように旅をイメージした足形の装飾が各箇所に飾られていました。
 下側の写真にある、一見無造作に貼られた窓の足形には、昨年にも見られたような生徒ひとりひとりの思いが書かれていて、文化祭への内部意識を高めるためにはよい企画ではなかったかと思います。

次の2枚は三年生の文系クラス企画です。旅と言うことで、世界遺産に関連した展示を行っています。展示企画の中では一番見せることに拘った、良い企画ではなかったかと思います。こうなると、「さすが3年生」と言わざるを得ません。
数時間後に教室をもう一度見てみると、かなり飾り付けが行われていました。私の代(96期)に初めて3年生が文化祭クラス企画に参入することになりましたが、その時描いていた理想型がやっと開花したような、なんだか面映ゆい気持ちになりました。

 今回生徒会執行局が東筑高校の歴史に関するコーナーを1教室に設けていました。おそらく、ここは休憩所になったと思いますが(苦笑)。
 こういった掲示企画を一概に悪く言うつもりはありませんが、あからさまに手抜きが見える(準備時間をそれほど費やすことが出来なかった)企画を苦労して作り上げた企画と同列に扱うことを、私は忌み嫌っています。
 もし時間がとれないのであれば、企画自体を取りやめても構わないのではないでしょうか。パネルを並べただけの展示や同窓会名簿に載ってある年表を単に書き写したものを見ても、作った当人も楽しくないでしょうし、見ている私も哀しくなるだけです。やっぱり生徒会執行局は総合案内以外の教室企画はやったらダメです(笑)。ただでさえ他のことで忙しいのに、下手に人員を割くことは慎みましょう。
 展示を行った自分たちと直接の関連がない甲子園と花園の出場パネルは、ただの母校自慢の域を脱していません。

ええと、これ、どこの企画でしょうか?(困) 妙に見栄えがしたので写真を撮らせて頂きました。手間も少なからずかかっていると思います。他にビデオ企画を行っているクラスがあるようですね。見に行けなかったのがとことんまで残念です。

 ステンドグラスは昨年度に続いた装飾展示です。まあ、それはいいとして、窓の外では運動部の練習風景、、、時々文化祭の存在意義を考えたくなるのは、このような光景を見たときです。生徒にとって学校とは何か、放課後クラブか予備校か。私は、高校という時期をもっと色々なことに体験して貰う時間であって欲しいと願います。それが文化祭であってもなくても構いません。ただ1つのことに打ち込むことを全否定するつもりはありませんが、高校でしか体験できない何か別のことに目を向けてみるのも決して悪くはないかと思います。
 あまりにも一筋な姿に力強さと同時にもろさを感じてしまうのは、私だけでしょうか。

講評に代えて。
 今回はずいぶんマイナスな意見が多くなってしまいましたが、全体的に見るとかなりよい文化祭ではなかったかと思います。
3年クラスの企画展示・ロボカップは完成されていて、何もいうことはないです。今回はそれに加えてオープニングビデオのデジタル化が行われています。最新技術を積極的に取り入れようという姿勢は凄く共感が持てましたし、絶対に今後の糧になると思います。
 あとはもう少し「魅せる」ことに気を遣うべきかと思います。装飾展示がいくらレベルが上がったとはいえ、普段の教室の雰囲気から脱した企画は、未だ現れません。一番最初の校門がよい例です。2年の1クラスは校門の装飾に専念するなど、普段とは違った「祭り的空間」の演出を考えてみることが、更なる文化の発展に繋がると思います(東筑はただでさえ、自らのプレゼンテーションに長けているとは思えないので、、、)。
 それから、文化祭は自分たちの活動発表の場ということを忘れないで下さい。過去の栄光(そういったものがあるとすれば)は過去の人たちのものです。自分たちの活動の成果、過去にとらわれない一歩前へ進んだ企画を私は数年来待ちわびています。昔凄かった企画はとことん利用する、駄目なものはさっさと切り捨てる。そうやって作られていくものを伝統と呼ぶのです。
 

最後にどうでも良い話をひとつだけ。
文化祭前日に写真を遠慮無しにぱしぱし撮ってきましたが、妙に皆さんが協力的だったような気がします。中には「ホームページに、、、」とか言うささやき声。このサイト、意外と現役生にも知られていたり、します??
それにしては掲示板などの書き込み少ないような、、、

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