2.平成12年度文化祭の成功と問題

総評・平成12年度東筑高校文化祭は7月9日に行われ、無事に終了することができた。今回の文化祭はこれといって目新しい企画はなかったといえる。が、これまでの「文化祭改革」と私が自称していた時期に好評であった企画を再び行うことで、東筑高校の文化祭が安定したものになったことが改めて確認できた。これからは文化部企画を改革していく時期ではないだろうか。文化部はもっと他人に企画を積極的にアピールし(つまり、企画を「見せる」ことに留意せよ、ということ)、自分たちの活動を活発に宣伝すべきではないだろうか。文化祭だけでなく、普段からの宣伝活動は、文化部全体の、ひいては学校自体の活性化に役立つことだ。ボート部の文化祭への企画参加は、これからの文化祭を多様なものにしていくための重要な企画であるように思う。ここから運動部を含んだ、真の意味での生徒全員参加の文化祭となっていくことができれば、文化祭の将来は明るいだろう。

左:ボート部企画・「elgoリレー」


クラス企画・3年物理クラス対抗ホバークラフトコンテストをはじめとして、スピードガンコンテストなど、良い企画が目立ってはきたが、いわゆる手抜き企画も多い。しかし、これを改善していくためには先生方や保護者の方々、そして生徒自身の東筑文化祭に対する意識を改革していかなければならない。これには数年単位では改善できない大きな壁がある。よってクラス企画の今以上の改善は、現時点では難しいと考えるべきである。だが、それはつまりそれだけクラス企画は以前に比べ十分に良くなったともいえるのだ。いくつかの写真を紹介してみよう。

  

1.2…1年生のクラス企画。1は326のパネル、2はドラえもんのオブジェ。

その他・毎年文化祭には母の会がバザー企画を行っている。この企画は非常に集客力が大きいにも関わらず、体育館のピロティという、あまり目立たない場所で行っている。この企画を一部中庭などで行っていただければ、文化祭もさらに活気のあるものになるに違いない。また、クラスという枠にとらわれない企画、いわゆる「グループ参加」企画であるが、ここ数年形骸化(企画のマンネリ化)しているように思う。良い企画を毎年行うということ自体は悪くはないが、何か新しい企画を考えていって欲しい。その手助けをするのはもちろん、生徒会執行局であることは疑いようもないことである。

左:クラシックコンサートin体育館

右:母の会バザー

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